アカメ釣行記 ⑳2021年9月 数釣りカズヤの逆襲 ~全員安打、17匹の奇跡~
4日目
スシローで中トロを食いまくるポパイがいた。スシローの天敵である。
そして釣具屋へ。
全体的に状況は良好のようだ。
将軍とポパイにはどうしても釣ってもらいたい。
「ワームやるか?」と問う。
「オグルかK-tenで釣る。」と将軍とポパイ。
自分で聞いたくせになんだか少しうれしくなった。
この日は前日の相談通り、カズヤとポパイが例のポイントに。
将軍と自分は前日同様のポイントで粘ることとした。
自分のスタイルで釣りたい。
ただそれだけ。
開始そうそう早速入電あり。
ポパイがオグルで脱童貞。
ポパイの釣魚力?は4人の中では最も低い・・・
にもかかわらず、、、すんなり釣れたと。。。
途中、将軍にはポパイと同じポイントに移動をお願いした。
どうしても釣ってもらいたかった。
その後、アカメ釣りの友であるヒロムが遥々神戸から参戦。
彼とはここ4年、毎年アカメ釣りを共にしてきた戦友である。
数釣りなんかに負けない。
ヒロムと昨年の宿題を提出するべく投げ続けた。
当たらない。
移動した将軍から入電。
速攻で釣れた。。。
この時、自分の中で何かが崩れる音がした。
発狂しながらポイント移動。
皆と合流する。
これだけ釣れているならと自作のウッドオグルを投げる。
釣れた。
なんなのか。
自分がやり続けたアカメ釣りは何だったのか。
このタイミングでかなりの数のアカメがたまたま集結していたのだろうか。
自作オグルでもガンガンアタリがある。
こんなことはこれまで10年間、一度もなかった。
本当にアカメが湧いているのだろう。
カズヤは数釣りカズヤの本領を発揮。
当然のようにワームを使い、釣り倒した。
合計8匹 この日最大の89センチ
自分は後ろめたさから自作オグルで2匹。
将軍は3匹。シンキングの12センチのシャッド
ポパイは4匹。オグルのみ。
合計で17匹。ミスバイト、キャッチミスはこれの倍。
アカメのワゴンセールだ。
難しいと思っていた全員の脱童貞。
信じられない。
こんなことがあっていいのか。
本当に偶然、たまたま魚が溜まっていたのだろう。四万十のポテンシャル、さすがと言うべきか。
将軍とポパイはこの日でお別れ。
子供も産まれた今、恐らくみんなで行ける遠征のような釣りは暫くできない。
熱い握手を交わす。
30歳になっても昔とやっていることは変わらない。
釣りは本当に素晴らしい。
2人を見送るとき、少し星が滲む気がした。
アカメに感謝。バタオに感謝。四万十に感謝。
残るは後1日。ヒロムとカズヤと3人でそのポイントに入ることとした。
ホテルに到着し、お風呂を沸かす。
その時、ヒロムから電話が。
彼は一人、メガドックを投げに例のポイントに向かったのであった。
そんな彼からの電話、緊張が走る。
釣れたのか?写真撮影しに行くか。
電話口の開口一発。
悔しそうな声が聞こえてきた。
メガドックの針が伸ばされたと。
あぁ神よ。彼にどこまで試練を与えるのか。
明日リベンジしようと約束し、カーテンから木漏れ日が刺す部屋で就寝。
4日目に続く。
【タックルデータ】
Rod:ワールドシャウラ ツアーエディション 1754(シマノ)
Reel:アンタレスDCMD XG Left(シマノ)
Line:アップグレードX8 PE 4号(よつあみ)
Leader:万鮪プレミアム 20号
Lure: オグル120(ラパラ)