小笠原育児釣行記 11月6日 22日目 沖磯怖し
22日目
この日は以前ジギングで同船だった「先生」と沖磯に。
先生は渓流、ソルトに精通、釣りの話で速攻に意気投合した。
釣りは素晴らしい。
すぐに小学生からの友達かのような気分で釣行に出かけられる。
そして人生で初の沖磯に降り立った。
びっくり仰天丸の船長が素晴らしい操船で沖磯に船をつける。
沖側のポイントと水道的なポイントのどちらかの選択であったが、前日のGTをばらしたポイントが近いという理由で沖側のポイントに。
これが運命を分けることに。
風向き的に少し湾内の方が釣りやすい状況で、なかなか思うように沖に向かっては投げられない。
朝からポッパーをぶん投げるも不発。
ここは仕方ないとベベルスイマーをぶん投げることに。
まぁカウント取りながら沈めて巻いてくる。
あまり釣れる気もしなかったのでダラダラと巻いていると・・・
ン!根掛!
かと思うような重量感あるバイト。
とっさにアワセを決めると引きずりこまれそうな引き!
きた!
と叫ぶも目の前には瀬が張り出ており・・・
PE本線が触れてしまったその時、フッと切れてしまった。
本日はPE10号。
SSアシスト30号まで残り5mのところである。
あぁ、2日連続で超大物をバラすとは・・・
そして更なる不幸が襲うのである。
気を取り直してキャストを続ける。
沖からの風で足元を軽く波がさらう程度であった為、気にせず湾内にルアーをキャスト。
すると後ろから大波が・・・
一撃で海まで落下・・・
一瞬、走馬灯が見えた。
然し、ライジャケのおかげですぐさま浮上。
初めてだろうか。「助けて~」と本気で叫んだ。
幸い先生がすぐに気付き、タックルを渡す。
そこからは波任せに一発で帰還。
難を逃れた。
あぁ。死ぬかと思ったぜ。
その後はスコールも降り、波も高くなり・・・
撤収。
撤収のタイミングでもう一つの水道側のポイントは完全に大波をかぶっており、あっちだとマジで二人ともアウトだった可能性がある・・・
沖磯怖し。
凍えた身体を温めるべく、小笠原で初めてお風呂を沸かす。
この天国の島に唯一ないもの、温泉。
う~ん、空港を作るより全力で温泉を掘ってもらいたいものだ。
そして自分が作る最強カレーで全回復。
やっぱりカレーは自作が最強である。