小笠原育児釣行記 10月20日 5日目 チギデス
5日目
朝3時半、ハルちゃんのミルクで起こされる。
まださすがに早いぜと二度寝。再び6時半にはるちゃんキックで目が覚めた。
そろそろ行くかと近くの須崎へ。
ライトなタックルでそこそこサイズを狙おうと、ライトなポッパー、ミノーを投げるも反応はない。
仕方がない。最終兵器をだすか。
たこ足生一本のテキサスリグ。
山形でキジハタに猛威を振るったリグだ。
ハタ類入れ食い間違いなしだろうと攻め始めるも・・・
音沙汰がない。
どうなってんだ?やはり船からの釣りと陸からの釣りでは難易度が桁違いなのか?
少しポイントを移動し、朝日によってできたシェードを狙う。
コン!
根魚には容赦なしの鬼アワセ。
おぉ、何かHit!そこそこサイズ?
期待を胸にぶち抜いたのはバラハタ!
南国名物である。
実はこの魚、シガテラ毒が有名である。
が、しかし、小笠原のバラハタにはシガテラ毒がないらしい。
苔の生態系が違うのであろう。
海に感謝してお持ち帰り。
小さな女神様が微笑んでくれた瞬間だった。
食糧難が少し解決。`タマンと合わせて5日は持つかな?
その後、沈没船が沈むシュノーケリングポイント、境浦ビーチへ。
シュノーケリングでは必ず妻が先発。
ハルちゃんとビーチ沿いで待つ。
なんとまぁ贅沢な時間。
ハルちゃんの立ち上がり、お座り練習をしながらダラダラ。
20分ほどで妻が上がってきた。
今度は自分のターン。
Goproで撮ったほうがいいか妻に聞くが要らない。大した魚もいないとのこと。
なんだと思いながら沈没船へ。
確かに上からのぞく分にはあまり魚はいないが、沈没船の中を覗けばいろんな魚たちが!
妻よ。。。
それにダイナミックな景色は是非取りたかった・・・
今度リベンジして皆さんにも共有したいと思います。
そして、事件が発生する。
沈没船の先端付近、水深10m程度のところを潜水。
大きなタマンがこちらを覗く。
あぁ~Goproで撮りたかったな~なんて思っていると
「あ~~~~~~~」
という声が!
クジラ?何?ボート?人?
普段水中で慌てるようなことがない自分もびっくりして緊急浮上。
周りにはなにもなく、当然妻も呼んでいない。
沈没船「濱江丸」 昭和19年 1944年 米軍に撃沈された船からの声か・・・
自分は霊とかなんとかは信じないタイプではあるがさすがにビビったぜ。
ひとしきり泳いだらアパートに戻ってイカ墨パスタを。
当然、自分が担当なわけで美味しいイカ墨パスタの出来上がり。
夕方はハルちゃんの保育園申込書を印刷しに小笠原村観光協会に!
ここでは便利にいろいろ印刷できるのだ。
そして夕方、軽ーくイカとタマンでも釣るかと青灯台へ。
然し、天気&ハルちゃんがぐずりそうなのでそそくさと撤収。
そう、我々にはタマンがある。
そして今日はハルちゃんのハーフバースデーなのだ!
生まれて来てくれて本当にありがとう!
夜9時、就寝。